誰もがいずれなるかもしれないこと・・。

認知症・・・。

健康で元気な人にとっては現実的ではないかも知れません・・。


しかし！


機械がメンテナンスを必要とするように、人はいつまでも健康で元気にいられるわけではありません。

機械なら部品を交換したり、油を挿してあげたりすれば復旧は可能でしょうね。

でも、それが人。　　人間だったらどうなのでしょうか？

認知症の患者。

介護で働く娘たちから、今まで聞いた話をまとめてみると。
若い頃。いわゆるバリバリに第１線で活躍していた人が、意外にも認知症にかかっております。

昔、学校の先生だった人。
会社を経営して現場で頑張っていた人。
芸能人もしかり。
ＰＴＡなどで役員をして頑張っていた人。
ボランティア活動に勤しんでいた人。etc・・・。


若い頃にはきっと誰もが思ったり考えたりはしなかったでしょうね・・。

現在まで、認知症の原因は解明されていないようです。
これだけ医学が発達してきていても、認知症の謎は解き明かされていません。

同じ言葉を何度も何度も繰り返して言う。
間違ったことを間違っていないと言い張る。

過去の記憶の白が黒に変わってしまう。

本人は決して悪気があるわけではありません。

だったら何故？

そこが解明されていないのが現代医学の限界なのです。


認知症の人に対しての接し方。
これも介護をしている娘に聞いてみました。

いろいろありますが、自分が「確かにそうだよな。うんっ！」って思ったことは。

相手は人生の大先輩です。
相手を「敬う気持ち」を常に忘れてはいけません！

人は歳を重ねると、段々と子供に戻っていく。

思い出しましょう。

大人になった貴方。
２歳や３歳の子供相手に、本気になって怒ったりしても、なかなか通じませんよね。

それよりも他の接し方をしませんか？

例えば、「あのね。だからここはこうなるんだよ」とか。
目線を思いっきり下げて接することによって、少しずつ物事を理解していきますよね。

明日は我が身ではありませんが、現実はこうなんだよって思うならば、きっとあなたも上手く接することができるはずだと思います。

ＴＶやＰＣばかりしているあなた！

脳を受身の状態に長くおいておくと、認知症になりやすいんだそうです。

話すことが少ない。
これも脳細胞にとっては良くないことだとか。

玄関先で椅子に座って日向ぼっこをしているお爺ちゃんやお婆ちゃん。

もし、あなたがそんなお爺ちゃん、お婆ちゃんを見かけたら。
おはようございますでも、こんにちはでもいいんです。
声を掛けてあげてくださいね。

間違ったことでも「そうだ！」と言い張る。
これも決して悪気があるわけではありません。

現代医学ではまだ解明されていない「認知症」という病気がそうさせているのですから。

わけがわからんことばかり言って・・・。

違うんですよ！

自覚がないだけです！

目線を下げて接してあげていこうね。




余談です。

誰にも相手にされない。
いわゆる、家族では面倒を見切れない人が入所してきます。
そんな老人の方々の面倒を見る。
それが介護の仕事です！
大変な仕事だと思います。

疲れ果てて帰ってくる娘たち。
立派だなって関心しています。

年に何人かの方が入所先で亡くなります・・。

でも、認知症の人も、亡くなったときには元気な頃に戻るのでしょうね。

なぜなら、笑顔で挨拶に来る方が多いからです。

１０代の頃は２０歳までが非常に長く感じました。
２０歳の成人式から３０歳までの早いこと！
３０歳から４０歳なんかあっと言う間に来てしまったな・・。

それが来年は５０歳になるんですよね・・・。

確かに、１０代の頃の１週間が、今は半分くらいの感じで過ぎています。
人生１度。　現実は過ぎ行く速度の速いこと速いこと・・。

皆さんは、昨夜の晩御飯のメニューを覚えていますか？
一昨日のメニューは覚えていますか？
３日前のメニューはなんでしたか？
１週間前はなにを食べましたか？

おそらく全て答えられる人は、極端に少ないのが現実でしょうね。

覚えていないあなた。
あなたも将来は・・・・。


お年寄りを敬い、尊敬しましょう！
人生の大先輩。
お年寄りが築いてきた歴史が未来へと発展させているのですから。