携帯電話の呼び出し画面標示。
自分はおそらく、他の人よりも早くから携帯電話を使用していたと思うが。
高かった通話料金も安くなり、下手をすると、今では一階と二階の距離でも、携帯電話で会話を済ませたりしている。
まあ、何かと便利なのだが、今現在、掛かってきて欲しくない電話がある。
昨晩遅くに電話が成る。
叔父からの電話だった。
実は伯母の調子が悪く、再入院中なのだが、電話が成り、画面標示を見た瞬間的に、伯母の身に何かあったと思う自分…。
案の定、思った通りの、受けたくない電話だった…。
危ないと…。
親父とお袋を迎えにいき、慌てて身支度をし駆けつけた。
伯母は、お袋の実姉。
お袋は少し気が動転していたようだが、早くから両親を亡くし、苦楽を味わった姉妹だからなのだろう。
焦っていたんだろうな…。
迎えにいって、車に乗るまで時間の掛かったこと…。
病院に着くと、伯母のいる部屋は、やはり、ナースセンターから一番近い部屋だった。
部屋に入ると、苦しそうにしている伯母の姿があった…。
お袋が伯母に声を掛ける。
すると、伯母は声を掛けたと同時に起きて、何事だといった感じで、どうしたの?と一言いい、起き上がろうとする。
えっ…?
危ないと聞いて来たのだが…。
当直医に説明を受けていた叔父と妹。
自分もその席に座って説明を聞いた。
今は落ち着きましたが、いつ急変してしまうのかわかりません。
今の治療法で改善されなければ、最悪は人工呼吸機を着けての治療になりますと。
続く…。