第6回 うだつ杯新人戦。
懇親会の席では馬鹿ばっかりやっている仲間。
でも、私達の仲間にはビシッと締める存在の兄貴がいます。
今回、男子は結果こそ優勝しました。
しかし、試合結果以外は最下位のチームでした。
結果論から言えば、すべての責任は自分にあります。
普段からバスケ以外のことに特に厳しく接していて、所謂嫌われ役で恐い存在。
本来ならそんな存在でいたいとは思いません。
何年かチームの代表をしてきて、毎年いろんなカラーある子供達と接してきました。
バスケの上達と共に平行し、本来なら心の成長を遂げると思い込んでいた甘い考えの自分でした。
チーム仲間のやったこと。個人責任はあるのだろうけど、チーム全体の責任だと考えます。
それを指摘されているにも関わらず、余所見して話している子供達。
あれだけ言われても同じことを繰り返す子供達。
そのあげく「コーチは恐い・・」。
現場(試合会場)で、私達の子供を見る目線と保護者から見る目線は違います。
なんであんなに叱るんだろう?って思われることもあるでしょうね。
しかし、叱るには理由があるんだよね。子供が嫌いな大人は子供には付き合えません。
保護者の方々も知らない面を知っているからこそ叱るのかもしれません。
私は怒るという言葉は嫌いです。怒らずに叱ります。
叱るのはその子に対し愛情を持っているから。怒るのは愛情がないから。
試合に勝つだけのチームでいいんだろうか?
試合に勝てるチーム作りをしろと言われたら方法はあります。
運動能力の高い子。身長の高い子。そんな子が集まれば、そこそこ強いチームは作れます。
しかし、それだったら逆にチーム作りにも面白みに欠けると思いますね。
そんなチームなら自分は一抜けた!です。
よく言われることは、
ボランティアでなんでそこまでやれるの?
ボランティアなのになんでお金使ってまでやってるの?
自分の子供はほっといて、なんでよそ様の子のことやるの?
ボランティアでやっていて、文句まで言われて馬鹿じゃないの?
確かに私もまだ人間が出来ていません。
いそがしくて疲れていて、まだまだやることたくさんあるとき。
そんな状態で文句など言われたら・・・。
でもね、
なにも出来なかった子供達がやりとげたとき。
最高の笑顔を見せてもらったとき。
一緒に感動できたとき。
卒団式まで頑張りぬいた子供達を送るとき。
ほかにもた~くさんあるけれど、それがあるからやれるんです。
今回のうだつ杯新人戦は、いろんなことを考えさせられる大会でした。