第一章 メビウスの輪13
でも、だったら今、私たちがいる世界は?
・・・・・。 ・・・・・。
あのね省吾君。 私にもよくわからないけれど、この世には科学でも証明されないような不思議なことがあるのよ。
ブレスをなぞるだけで、過去にも未来にもいけるなんて、誰だって信じないわよね。
私も初めは半信半疑だった・・。 でも、現にこうして私たちはここにいるでしょう。
何だかよくわからないけど、今は良一を連れ出しにいくことが先決だね。
マドンナ!案内してくれよ。
こっちよ!省吾君。 この先に良一君がいるわ。
マドンナはそう言うと、省吾の手を握り駆け出した。
何も理解できていない省吾だったが、良一を目指し、ひたすら走り続けた。
走っていながら見る風景は、1度も見たことがないものばかり。
省吾は走りながら考えた。
この世界は普通の世界とは違う。 見るものすべてが金色に輝いているようだった。
マドンナ! もう少しスピード落としてくれないか? 速くてついていけないよ~!
頑張って!省吾君! この手は離せないわよ!
100Mを13秒後半のタイムで走るマドンナ。 省吾はとてもついていけなかった。
省吾は50M走しか計ったことがないが、7、8秒で走る省吾はけして遅くはない。
マドンナ~! 速すぎる~~~!
もう少しで到着するわ! あと少し頑張って!
60近い爺たちが、涙で目を真っ赤に腫らし 80過ぎのおばあちゃんと抱き合い 思い出に泣いて 寂しい時間でしたが、
最後は お金でもなく 名誉でもなく やはり友情だなぁ・・・と思わせました。
多くの友人が 高速道でつぎつぎ すれ違う深夜!!(携帯で確認しながらね)
すこし先に出かけた友人ですが、きっとその先の 指輪の世界の入り口でまっててくれることともいます。
23回したら 会えるかな??
自分も25歳のときに、1番の親友を亡くしました・・・。
眠ったまま天国にいっちゃったんです・・・。
彼の死に顔。 まるで眠っているようでした。
もうあれからかなり経ちますが、いまだに忘れられません・・。
金色のブレスが本当にあったら、きっと過去の世界にいって
親友を眠らさないんですけれどね・・・。
遠いところお疲れ様でした兄貴。
きっと友達も感謝して旅立ったことでしょう。
きらめきカップお疲れ様でした。
チーム一同お世話になっちゃって。
ありがとうございました。
この挿絵ですか。
うん。物語にピッタリでしょう。
探しましたよ。(汗)
我ながら選択のセンスの良さに酔いしれております。(笑)
まだありますからね。お楽しみに~♪